「俺さ、
いつか沖縄で、絵とダンスのイベントしたいんだよね」

お団子を食べ終わったあと、
水を飲みながら、俺がそう言ったら、
彼は、
「手伝うよ」
そう言ってまた、ニコッと笑った。
真夜中にそっと光るように咲く白い花みたいだ、と思った。

俺も彼も、今日も夜に駆けている。
そして朝は、必ずやってくるのだ。