「これ、お茶あげる」
「ありがと」
俺は雑多な部屋に彼を招き入れ、持っていたお茶を差し出す。
そうしたら彼は小さな花のようにニコッと笑ってそれを受け取った。
彼はいつもの定位置、俺の部屋の奥、ピンク色の大きなカ*ビィのクッションを背に座る。
そして、折り畳み式の四角のテーブルの上にみたらしとこしあんのお団子の皿をならべた。
「今日も眠れないの?」
「ウン」
「お団子って作るのたいへんそう」
「そんなことないよ」
彼の作ったお団子は、やさしい味がした。
竹串に小さめの白いお団子が、3つならんで刺してあった。
「『だんご*兄弟』だ」
「フフッ、そうだな」
「おまえって兄弟いたっけ?」
「妹がひとり。おまえは?」
「俺はひとりっ子」
「ありがと」
俺は雑多な部屋に彼を招き入れ、持っていたお茶を差し出す。
そうしたら彼は小さな花のようにニコッと笑ってそれを受け取った。
彼はいつもの定位置、俺の部屋の奥、ピンク色の大きなカ*ビィのクッションを背に座る。
そして、折り畳み式の四角のテーブルの上にみたらしとこしあんのお団子の皿をならべた。
「今日も眠れないの?」
「ウン」
「お団子って作るのたいへんそう」
「そんなことないよ」
彼の作ったお団子は、やさしい味がした。
竹串に小さめの白いお団子が、3つならんで刺してあった。
「『だんご*兄弟』だ」
「フフッ、そうだな」
「おまえって兄弟いたっけ?」
「妹がひとり。おまえは?」
「俺はひとりっ子」



