彼の顔が、ゆっくりと、でも迷いなく近づいてくる。
そして──唇が、そっと、触れた。
初めてのキス。
それは思っていたよりも静かで、でも、想像よりずっと深かった。
軽くて、優しくて……だけど彼の熱が、まっすぐに私の胸に落ちてくる。
触れただけなのに、胸がいっぱいになって、息が止まりそうになる。
彼はそっと唇を離したかと思うと、次の瞬間、私をブランケットごと強く抱き寄せた。
そして、もう一度──今度は、抑えきれないというように、唇を重ねてくる。
さっきよりも、唇が強く押し当てられた。
焦がれるような激しさで、彼の手が髪をまさぐる。
息苦しくなって、キスしたまま目を開けると、熱を帯びた彼の視線とぶつかった。
──こんな顔、見たことない。
胸の奥が焼けそうになって、私はとっさに彼の背中をぎゅっと掴んだ。
その反応が合図だったみたいに、彼の舌がそっと唇を割ってくる。
背筋を震えが駆け抜ける。
呼吸のリズムが狂って、思考が追いつかない。
気がつけば、私は彼の腕の中にすっかり抱きとめられていた。
「……大丈夫?」
そして──唇が、そっと、触れた。
初めてのキス。
それは思っていたよりも静かで、でも、想像よりずっと深かった。
軽くて、優しくて……だけど彼の熱が、まっすぐに私の胸に落ちてくる。
触れただけなのに、胸がいっぱいになって、息が止まりそうになる。
彼はそっと唇を離したかと思うと、次の瞬間、私をブランケットごと強く抱き寄せた。
そして、もう一度──今度は、抑えきれないというように、唇を重ねてくる。
さっきよりも、唇が強く押し当てられた。
焦がれるような激しさで、彼の手が髪をまさぐる。
息苦しくなって、キスしたまま目を開けると、熱を帯びた彼の視線とぶつかった。
──こんな顔、見たことない。
胸の奥が焼けそうになって、私はとっさに彼の背中をぎゅっと掴んだ。
その反応が合図だったみたいに、彼の舌がそっと唇を割ってくる。
背筋を震えが駆け抜ける。
呼吸のリズムが狂って、思考が追いつかない。
気がつけば、私は彼の腕の中にすっかり抱きとめられていた。
「……大丈夫?」
