四つ葉のクローバー

︎♦︎

「珠希ちゃん、また明日ね〜」

校門の前で朱音ちゃんと別れた
私は、あの二人が言った事を思い出していた。

『今日の放課後、クローバー畑で待ってるから』
『遅刻すんなよ』

っていうか…私はいつ行くって言ったんだか

ノロノロと歩きながら、いつも同じ道を歩く

海星くんも航星くんも、
先に行って待ってるだろうなー……

「ああーーー!!もうっ!!」

頭を掻きむしり、押さえながら
私は、いつも通る道とは反対に行こうとした時
誰かにポンポンと肩を叩かれた。