四つ葉のクローバー

二人の顔を見つめて、私はふっと笑みを溢した

「でも、ありがとう。助けてくれて嬉しかったよ」

二人の手を取り笑顔を向ける

「珠希、今から勝負しね」
「はい…?」

海星くんからの突然の勝負宣言

「クローバー畑まで先に着いた方が勝ち」
「また、危なかったしい事をしやがって」
「航(こう)も参加ね」

海星くんは突拍子のない事を……

「はい、位置に着いて……」
「待って待って…」
「ヨーイ…ドンッ!!」

私は、思いっきり走る。

オレンジの夕日が染まる空を追いかけるように

「ったく、相変わらずだな。」

昔、四つ葉のクローバーの言い伝えがあった

幸せになれるっていう噂を

【完】