四つ葉のクローバー

「えっ…」
「ねぇ今、暇?」
「俺たちと一緒にカラオケに行かね」

チャラチャラした二人組の若い青年

「いや、これから行くところがあるので」

そう言い残して、その場を離れようとしたけれど
その男は私の手首をガシッと掴んで動けなくなった。

「って…何するんですか!!」
「だから、俺たちと一緒にカラオケに行くって言ってるだろ」
「離して下さいっ!!」

強引に連れて行こうとするしょーもない顔した男から必死に手を離そうと、もがく。

「ほら、さっさと行くぞ」
「誰かっ…助けてっ!!」