桜色ダイアリー

大きなキャンパスに触れる風野くんの目は愛おしそうに見つめていた。

「風野くんは…その、絵を描くのが好きなの?」

ただ、聞いてみたかった

聞いちゃいけなかったかな…

風野くんの視線が見れなくてただ俯く。

「うん。好きだよ。」

ーーードキン

目を向けると夕日が差し込む、風野くんの姿
何かを目指しているような見た事ない真剣な眼差し

そう言って風野くんは
大きなキャンパスに
目を向けて再び絵を描き始めた。