小さいころからずっと好き

顔が良くて、女子からの人気があった新だけれど、全く興味を示さなかった。

他の女子には興味示さなかったのに、私にだけ話しかけたりちょっかいを
かけたりしており、いわゆる特別扱いに見えたのだろう。

その結果、私が女子たちの標的になった。

最初は、軽めの嫌がらせだったけれどエスカレートし、
最終的には階段から落とされ怪我をした。



「でも前髪切ったら、新の顔ならすぐに彼女できるよ……?」


「僕が嫌だから、いいの」


「ふ~ん」



新の部屋に着き、近くにあるベッドに座る。



「それに、みぃちゃんに言われたくないし」


「うっ……、新とは違って告白はされるし!」



告白はされるが、しっくりこなくて彼氏がずっとできないまま今に至る。



「はいはい、ヨカッタネー」