小さいころからずっと好き

「やめとけって、永井といつもいんじゃん。眼中にないって」


「永井?あ~、あいつも久世のこと気になってるんだっけ?」



……薄々気づいていたが、やっぱり永井はみぃちゃんのことが気になっているらしい。



「委員長もそう思うよな!」



聞き耳を立てながら、布団に入ると、唐突に声をかけられ体が強張る。



「何の話?」


「相変わらずつれないよな~、委員長は!女子のタイプの話だよ!今のところ久世が1番!」



本当はすごく興味あるし、話はちゃんと聞いていた。
まぁ、みぃちゃんのことのみだけど。


興味ある一方、聞かないほうが幸せなのではないかとも思う。



「そうはいっても委員長も男なんだから、かわいいな~とかいいな~とか思う女子1人ぐらいいるでしょ!」