小さいころからずっと好き

続けて新は、『やっぱりかわいいね、似合う』と言った。



「急でしょ!?昨日からおかしいよ!?」



ついさっきまで忘れかけていたことを思い出す。



「事実を言ってるだけだし、おかしいのは、みぃちゃんでしょ」


「新よりはおかしくない!」



恥ずかしい。



「恥ずかしい?」


「っ!」



なんでバレた!?


表情からして新は完全に私を面白がっている。



「みぃちゃんって、恥ずかしかったり照れたりすると髪の毛触って、ぎゅってするよね」



慌てて髪から手を離す。



「昨日もそうだったでしょ?」



無意識でやっていることだから、全く記憶に残っていない。



「顔に出ないように我慢してるところもかわいいね」