小さいころからずっと好き

「絶対見てたでしょ!!」


「あんなに時間かかってたら、心配で見に行くよね」


「……じゃあ、誕生日プレゼントのことも知ってたの?」


「……」



さっきまで合っていた目を不自然にそらされる。



「知ってたけど、何買ったかまでは見てないよ」


「本当?」


「本当」



この感じ、いつも一緒にいたからわかる。
うそはついていない。



「……てたから」



新の声が小さくなってうまく聞き取れない。



「何?聞こえない」



今度は聞き逃さないと思い、注意深く聞く。



「似てたから、その猫とみぃちゃん」



似てる……?



「どこらへんが?」



目線が再び交わる。



「目が似てたから」


「私と同じ理由……?」