『何もなかったよー』とだけ答え、布団の中に潜る。 寝たと思われたのか、なつみたちは静かになった。 ふとさっきまでの出来事を思い出す。 勢いで振りほどいたが、新の腕の中に包まれていたこと、急に甘えられたことが恥ずかしくなる。 「~~~!!」