小さいころからずっと好き

「副委員長は話しかけやすい未桜でよかった~」


「どうも~」



とだけなつみに答える。



「でも、未桜って副委員長っていうイメージないよね~」


「委員長に指名されちゃったからね、半強制だけど」



委員長を決めるとき、新は担任から強制的に委員長にされた。
その結果、担任から『副委員長は新の好きに決めていいよ』と言われ、
私がやることに決まった。


本当は体育委員とかやりたかったな~。
体育祭とか楽しそうだし。



キーンコーンカーンコーン……



「あ、予鈴だ。未桜、ノートあと少しだけ借りるね~」



皆、いやいやと席に着き始める。


これが私の高校生活。


いたって普通の高校生活と言いたいけれど、若干生活に変化があった。