小さいころからずっと好き

「……最初から見てたなら最後まで見てなさいよ、そもそもあの先輩タイプじゃないし」



勘違い……?



「……じゃあ、なんで恥ずかしそうにしてたの?」



あの時の表情をふと思い出し、聞かずにはいられなかった。



「……恥ずかしいというよりは、夕日がまぶしかったな~という記憶しか」



夕日?
恥ずかしそうに見えたのは、顔が夕日で照らされていたからってこと……?



「振ったから、彼氏いないけど……?」



勘違いしていた自分が恥ずかしい……。


ごまかそうと思い、みぃちゃんから視線を外す。



「……ふふ」


「何?」



こちらを見て笑いをこらえているようだが、全くこらえられていない。



「別に……ぷっ!……新のせいでさらにおなか痛くなったんだけど!」