小さいころからずっと好き

僕の自慢でもあったから、周りからの評価が高く嬉しかった。


文化祭や体育祭といったイベントが近づくにつれ、浮つく人が徐々に現れた。
そんなある日の放課後、空き教室のドアの隙間からみぃちゃんの姿が見えた。


いつもとは違う表情をしていたため、心配で声をかけようとしたが、
よく見ると彼女だけが空き教室にいるのではなかった。


もう1人いる。


恥ずかしそうにする彼女の表情に戸惑う。


告白だ。


今まで一緒にいたのにあんな表情見たことない。


心臓がドキッとする。


相手は誰だ?と思い、『悪趣味!』と言われる覚悟でそっと覗く。


彼女と同様に、1学年上の人気がある先輩だった。


あーあ。


その時、自分の気持ちに気づいた。