みぃちゃんの嬉しそうな表情を見ると、こちらまで嬉しくなってしまう。
この時は、なんでそんな気持ちになるのか全く分からなかった。
しばらくすると、髪が目にかかるぐらい伸びた。
邪魔だなとは思いつつ、顔を隠す方法はこれしかないから我慢している。
『前髪伸びてるから、どんどん視力下がるんでしょ!いいかげん切りなよー!』
と、みぃちゃんに会うたびによく言われていた。
『顔かっこいいんだからさー!もったいないよ』
とも言われるが、また僕のせいでまた巻き込まれるのは嫌だ。
学年が上がるにつれ身長はみぃちゃんのほうが高くなった。
僕の身長は小さいまま。
今までみぃちゃんに頼ってばかりだったけれど、
時が流れるにつれ自分が頼られる立場になりたいと思った。
