小さいころからずっと好き

「えー!かわいいじゃん!この顔!!」


「全くかわいくない!」


「ちぇ~、未桜はセンスないな~」



しぶしぶなつみは手に持っていた服を戻す。
ごねられると思っていたが、素直に戻すなつみに未桜は安堵した。



「このキャラクター、小学生の頃に人気だったんだよ~」


「……人気?これが?」



犬なのか、猫なのか、はたまたうさぎにも頑張れば見えそうなキャラクターだが、流行っていた記憶がない。


どこかで見たような気もするけれど……。



「あっ、あれいいんじゃない!?」



考え込んでいる間になつみは未桜の手を取り、次のお店へと引っ張っていく。



「なつみのほうが私より楽しんでない!?」


「そりゃあ楽しいよ~、人の恋愛だよ!?楽しいに決まってる~」