小さいころからずっと好き

「はーい」



1時間ほどみっちりと新に叩き込まれ教えてもらった結果、不思議と問題がスムーズに解くことができた。



「私ってもしかして天才!?」


「寝ぼけたこと言ってないでさっさと解いて」


「はーい」



少しぐらい乗ってくれてもいいじゃん……。



*・*・*・*・*



「解き終わった~!」



力尽き机に突っ伏していると頬に冷たさを感じた。



「おつかれさま」



新の仕業だ。



「ありがとう」



集中している間に飲み物を買ってきてくれたみたいで、いちごオレを渡してくれた。



「おいし~」



頭を使ったおかげでちょうど、甘いものが欲しかったんだよね~。



「忘れないように、ちゃんと復習してよね」



「わかってるって~」