『自然素材は磨きがいがあると思った
のよね?どう?蘭のスペシャル
コースは?』
私の背後に来た伊東先生には到底敵わないけれど、今朝駅で出会った私よりは、
一緒に並ぶのも少しだけ怖くない。
「魔法みたいです。」
『ふふ‥それじゃあ、お姫様には
王子様が必要だから呼んでおいたわ。
見せに行ってあげて?』
えっ!?
トンっと背中を押されると、指さされた
階段の方へ向かい、そこから下を
覗いた。
「ッ!!叶先生!!?」
私の声に、ソファに腰掛けていた
先生が気付くと、驚いた表情を浮かべて
私を見上げていた。
変身後の自分を見てしまうと、
いつもの姿で会っていた自分を何故か
恥ずかしく思い、緊張してそこから
動けない‥‥
どうしよう‥‥‥
まさか先生がここに来るなんて
思ってもみなかったから、今の私を見て
どう思うだろう‥‥
心臓がドクドクと鼓動する中、
一歩いっぽ階段を登ってくる先生から
目が逸らせない。
『フッ‥‥‥綺麗だ。』
ドクン
目の前に立つ先生が指を私の頬にそっと
触れさせると、耳元でもう一度同じ台詞を囁いた。
「‥‥‥明日になったらこの魔法も
解けちゃいますから一夜限りの
シンデレラになった気分です。」
何もしなくてもいつもこんなに綺麗
だったら素敵だろうけど、明日から
またいつもの生活に戻るけれど、
意識は変わる気がする。
『‥‥早く君を独り占めしたい‥‥。
蘭!帰るからな。』
えっ?
肩を抱き寄せられると、振り返った
先に手を振る伊東先生がいて、
私に向かって綺麗な顔でウィンクを
していた。
ペコっと頭を下げることしか
出来ない私を連れ去るかのように
手を繋いで外に連れ出すと、先生が
車に私を乗せた後すぐに唇にキスを
落とした。
『‥‥‥今日はこのまま靖子を
帰したくない。』
ドクン
のよね?どう?蘭のスペシャル
コースは?』
私の背後に来た伊東先生には到底敵わないけれど、今朝駅で出会った私よりは、
一緒に並ぶのも少しだけ怖くない。
「魔法みたいです。」
『ふふ‥それじゃあ、お姫様には
王子様が必要だから呼んでおいたわ。
見せに行ってあげて?』
えっ!?
トンっと背中を押されると、指さされた
階段の方へ向かい、そこから下を
覗いた。
「ッ!!叶先生!!?」
私の声に、ソファに腰掛けていた
先生が気付くと、驚いた表情を浮かべて
私を見上げていた。
変身後の自分を見てしまうと、
いつもの姿で会っていた自分を何故か
恥ずかしく思い、緊張してそこから
動けない‥‥
どうしよう‥‥‥
まさか先生がここに来るなんて
思ってもみなかったから、今の私を見て
どう思うだろう‥‥
心臓がドクドクと鼓動する中、
一歩いっぽ階段を登ってくる先生から
目が逸らせない。
『フッ‥‥‥綺麗だ。』
ドクン
目の前に立つ先生が指を私の頬にそっと
触れさせると、耳元でもう一度同じ台詞を囁いた。
「‥‥‥明日になったらこの魔法も
解けちゃいますから一夜限りの
シンデレラになった気分です。」
何もしなくてもいつもこんなに綺麗
だったら素敵だろうけど、明日から
またいつもの生活に戻るけれど、
意識は変わる気がする。
『‥‥早く君を独り占めしたい‥‥。
蘭!帰るからな。』
えっ?
肩を抱き寄せられると、振り返った
先に手を振る伊東先生がいて、
私に向かって綺麗な顔でウィンクを
していた。
ペコっと頭を下げることしか
出来ない私を連れ去るかのように
手を繋いで外に連れ出すと、先生が
車に私を乗せた後すぐに唇にキスを
落とした。
『‥‥‥今日はこのまま靖子を
帰したくない。』
ドクン



