いつの間に私たちの後ろに現れたのか、
美しい笑顔でこちら見つめる伊東先生に驚き、椅子から転げ落ちそうになる。
存在感抜群なはずなのに、目の前の叶先生しか見えてなかったということも、
それはそれで周りが見えてなさすぎて
恥ずかし過ぎる‥‥‥
『ふふ、2人のこと大志から聞いてて
知ってるからいいのよ?それよりも
まだ食べてなかったの?あなたって
以外に奥手なのね?
心配なら‥そこ‥検査でもする?』
ヒッ!!
診療所の院内で、こんな美女が恥ずかしげもなく先生の下半身を指差し、顔が
真っ赤になりそうだった私は紙袋で
咄嗟に顔を隠した。
ギャップ‥‥すごくない!?
先生と久しぶりに再会した時なんて、
映画のワンシーンのように思えたのに、
最早別人のようだ。
『蘭、余計なお世話だから‥。はぁ‥‥
だから一緒に働くのが嫌だったんだ
よ。』
パシっと伊東先生の手を払うと、
クスクスと笑いながら叶先生の
頭をよしよしと撫でていた。
「あ、あの‥‥ご挨拶が遅くなり
すみません。医事課の中原 靖子
です。」
『ヤダ!そんな硬くなくていいのよ?
大志が幸せならそれで満足だから。
そうだ!今度の土曜日一緒に
おでかけしない?2人きりで
話したいこともあるし、ね?』
ええっ!!!?
お、お姉さんと!?
『2人で行かせるわけないだろ?
行くなら俺も行く。』
『はぁ!?ダメよ!!女だけでしか
入れないとこ行くんだから。
終わったら送ってくからいいでしょ?
私、あなたに興味深々なの。ね?』
ハグされただけで、嗅いだことのないいい香りがして、同性ながらもドキドキしてしまう。
『蘭は一度言い出すと聞かなくてね。
迷惑じゃない?』
「大丈夫か、大丈夫じゃないかで
言ったら今の状況が1番大丈夫じゃ
ないですけどね‥‥。」
後ろには先生のお姉様。
前からは叶先生に挟まれ、綺麗なものに
見つめられ冷や汗が出そうだ。
こんなところをほんとに誰かに見られたら色々追求されるのが怖過ぎるよ‥‥。
『じゃあ土曜日に駅まで迎えに行くわ。
楽しみーー。』
「えっ!?ちょっ!伊東先生!?」
『蘭って呼びなさい!!いいわね?』
「へっ?‥‥」
弟に勝る強敵現る‥‥。
人の話を全く聞かず、ルンルンで医事課を後にする姿を止めようとしたら、叶先生が私の手首を引っ張った。
美しい笑顔でこちら見つめる伊東先生に驚き、椅子から転げ落ちそうになる。
存在感抜群なはずなのに、目の前の叶先生しか見えてなかったということも、
それはそれで周りが見えてなさすぎて
恥ずかし過ぎる‥‥‥
『ふふ、2人のこと大志から聞いてて
知ってるからいいのよ?それよりも
まだ食べてなかったの?あなたって
以外に奥手なのね?
心配なら‥そこ‥検査でもする?』
ヒッ!!
診療所の院内で、こんな美女が恥ずかしげもなく先生の下半身を指差し、顔が
真っ赤になりそうだった私は紙袋で
咄嗟に顔を隠した。
ギャップ‥‥すごくない!?
先生と久しぶりに再会した時なんて、
映画のワンシーンのように思えたのに、
最早別人のようだ。
『蘭、余計なお世話だから‥。はぁ‥‥
だから一緒に働くのが嫌だったんだ
よ。』
パシっと伊東先生の手を払うと、
クスクスと笑いながら叶先生の
頭をよしよしと撫でていた。
「あ、あの‥‥ご挨拶が遅くなり
すみません。医事課の中原 靖子
です。」
『ヤダ!そんな硬くなくていいのよ?
大志が幸せならそれで満足だから。
そうだ!今度の土曜日一緒に
おでかけしない?2人きりで
話したいこともあるし、ね?』
ええっ!!!?
お、お姉さんと!?
『2人で行かせるわけないだろ?
行くなら俺も行く。』
『はぁ!?ダメよ!!女だけでしか
入れないとこ行くんだから。
終わったら送ってくからいいでしょ?
私、あなたに興味深々なの。ね?』
ハグされただけで、嗅いだことのないいい香りがして、同性ながらもドキドキしてしまう。
『蘭は一度言い出すと聞かなくてね。
迷惑じゃない?』
「大丈夫か、大丈夫じゃないかで
言ったら今の状況が1番大丈夫じゃ
ないですけどね‥‥。」
後ろには先生のお姉様。
前からは叶先生に挟まれ、綺麗なものに
見つめられ冷や汗が出そうだ。
こんなところをほんとに誰かに見られたら色々追求されるのが怖過ぎるよ‥‥。
『じゃあ土曜日に駅まで迎えに行くわ。
楽しみーー。』
「えっ!?ちょっ!伊東先生!?」
『蘭って呼びなさい!!いいわね?』
「へっ?‥‥」
弟に勝る強敵現る‥‥。
人の話を全く聞かず、ルンルンで医事課を後にする姿を止めようとしたら、叶先生が私の手首を引っ張った。



