明日は棗先生の初出勤日だし、月曜日は
忙しいけど、今日は今までと同じ感じで
過ごせばなんとかなるはずだから‥‥。
念の為マスクをつけて仕事をこなし、
忙しい業務を浜ちゃんと安田さんと
連携しながらなんとか乗り越えた。
『はぁ‥‥月曜日が来るのが私怖い
です。‥‥靖子さん?大丈夫です?
朝より具合が悪そうです!』
忙しい時間は体調の事など気にせず
仕事をしていたけど、終わった途端に
一気に体の節々の痛みと寒気が襲い、
浜ちゃんにそう言われた瞬間に、
天井が一気に反転した。
『靖子!!』
ああ‥‥医療現場なのに、自分の体調を
管理できないなんて、また叱られて
しまうんだろうな‥‥。
スローモーションな感覚に、自分の体が
ゆっくりと倒れていく中で聞こえた
私を呼ぶ声に目頭が熱くなると同時に
意識を飛ばした。
『‥‥‥起きた?』
全身が熱く体の節々の痛みも強く
体を動かそうとしたけれど難しい‥‥
「せん‥せ‥‥ッ‥」
話すのもツラく、呼吸も苦しい。
私‥‥眩暈がして倒れたところまでは
覚えてるけど、今‥何時だろう‥‥。
聴診器で私の呼吸音を聞くと、頭の
下に入れてくれていたアイスバックを
ゆっくりと体を起こしてくれながら
新しいものと変えてくれた。
『‥‥‥無理して話さなくていい。
39度近く熱があったんだ。
今はまだ14時だから帰宅するまで
点滴で抗生剤入れるから休んでる
といい。』
「‥‥ごめ‥なさ‥」
迷惑をかけた事も当然だけど、
変わらず接してくれる先生に、自分の
未熟な態度を悔やむ
カーテンの向こうではまだ看護師さん
達の声がするから、余計なことは言えないものの、先生の目を真っ直ぐ見て
声を出した。
傷つけたあの事はなかったことには
もう出来ない‥‥‥
謝れば済むことではないけれど、
今私が出来るのはこれだけなのだ‥‥
『話なら後で聞く。
今は自分の体のことだけ考えて
休むこと、いいね?』
点滴に注射器で薬を投与し調整した
先生が私を見下ろすと、カーテンの
向こうに行ってしまった。
14時ならまだ予約の患者さんが
見える時間だ‥‥。
レセプト期間なのに、浜ちゃんと安田さんにも迷惑かけてしまってる。
早く仕事ができるくらいまでに
治さないと‥‥‥
忙しいけど、今日は今までと同じ感じで
過ごせばなんとかなるはずだから‥‥。
念の為マスクをつけて仕事をこなし、
忙しい業務を浜ちゃんと安田さんと
連携しながらなんとか乗り越えた。
『はぁ‥‥月曜日が来るのが私怖い
です。‥‥靖子さん?大丈夫です?
朝より具合が悪そうです!』
忙しい時間は体調の事など気にせず
仕事をしていたけど、終わった途端に
一気に体の節々の痛みと寒気が襲い、
浜ちゃんにそう言われた瞬間に、
天井が一気に反転した。
『靖子!!』
ああ‥‥医療現場なのに、自分の体調を
管理できないなんて、また叱られて
しまうんだろうな‥‥。
スローモーションな感覚に、自分の体が
ゆっくりと倒れていく中で聞こえた
私を呼ぶ声に目頭が熱くなると同時に
意識を飛ばした。
『‥‥‥起きた?』
全身が熱く体の節々の痛みも強く
体を動かそうとしたけれど難しい‥‥
「せん‥せ‥‥ッ‥」
話すのもツラく、呼吸も苦しい。
私‥‥眩暈がして倒れたところまでは
覚えてるけど、今‥何時だろう‥‥。
聴診器で私の呼吸音を聞くと、頭の
下に入れてくれていたアイスバックを
ゆっくりと体を起こしてくれながら
新しいものと変えてくれた。
『‥‥‥無理して話さなくていい。
39度近く熱があったんだ。
今はまだ14時だから帰宅するまで
点滴で抗生剤入れるから休んでる
といい。』
「‥‥ごめ‥なさ‥」
迷惑をかけた事も当然だけど、
変わらず接してくれる先生に、自分の
未熟な態度を悔やむ
カーテンの向こうではまだ看護師さん
達の声がするから、余計なことは言えないものの、先生の目を真っ直ぐ見て
声を出した。
傷つけたあの事はなかったことには
もう出来ない‥‥‥
謝れば済むことではないけれど、
今私が出来るのはこれだけなのだ‥‥
『話なら後で聞く。
今は自分の体のことだけ考えて
休むこと、いいね?』
点滴に注射器で薬を投与し調整した
先生が私を見下ろすと、カーテンの
向こうに行ってしまった。
14時ならまだ予約の患者さんが
見える時間だ‥‥。
レセプト期間なのに、浜ちゃんと安田さんにも迷惑かけてしまってる。
早く仕事ができるくらいまでに
治さないと‥‥‥



