忙しいにも関わらず、診療を終えて帰られる患者さんが笑顔なのは、叶先生の
丁寧な診察のおかげだろう‥
オフでは面倒臭い部分も多いけど、
追いかけて来た患者さん達がファンに
なるのも納得できる
いつの間にか終えている病名記入やカルテの記録にも医事課職員全員が驚いているのだ
「自己管理がなってないのは私の
せいなので、沢山食べて寝ます。
先生のせいではないですから。」
『フッ‥そうか‥いつもありがとう。』
ドクン
真っ直ぐ見つめられる視線に、
触れられている腕が熱を持つようだ。
誰かにお礼を言われるなんてことは
あるのに、先生に言われると変に胸が締め付けられるのは何故だろうか?
点滴が終わり、もう一度叶先生に
簡単に診察してもらうと、帰り支度を
済ませて医事課の鍵を閉めた。
『乗って?』
徒歩通勤の私には、裏の社員用の
駐車場に行くことがなかった為、
先生の車を見て踏みとどまる。
やっぱり‥想像はしてだけだ‥
高級車じゃないか‥‥‥。
あの家に住んでる時点で、車が
軽自動車な訳ないけれど、あまりにも
高そうな車種に唾を飲み込む。
「あの‥助手席は流石にちょっと‥。
後部座席でもいいですか?」
『体調が悪いなら隣にいてくれた方が
すぐに分かる。気を使わなくても
今は恋人もいないから乗って?』
そういう意味じゃないんだけどな‥‥。
迷惑をかけているから、今日は何も言い返せないし、仕方なく頭を下げてそこへ
乗り込んだ。
『閉めるよ。』
もう逃げられないと観念し、溜め息をはきつつもシートベルトをしめた。
広い車内にいい香り‥‥。
できる男はこんなところも抜かりはない
のね。
課長の車なんて散らかってるから汚しても別に良い気がするし気がラクだけど、
この車は傷一つ付けるのも恐ろしいから
リラックス出来ない。
『住所を教えて?ナビに入れるから。』
えっ?
いきなりグッと近づいて来たので、驚いて目を瞑ると、助手席のシートがゆっくりと後ろに倒れた。
『体制はキツくないか?まだツラい
はずだから靖子は寝てていいよ。』
な‥なんだ‥‥ビックリした‥‥。
またキスされるかと思ったなんて
自意識過剰過ぎて自分に引いた。
『どうかした?気分悪い?』
「全く!元気です!!」
丁寧な診察のおかげだろう‥
オフでは面倒臭い部分も多いけど、
追いかけて来た患者さん達がファンに
なるのも納得できる
いつの間にか終えている病名記入やカルテの記録にも医事課職員全員が驚いているのだ
「自己管理がなってないのは私の
せいなので、沢山食べて寝ます。
先生のせいではないですから。」
『フッ‥そうか‥いつもありがとう。』
ドクン
真っ直ぐ見つめられる視線に、
触れられている腕が熱を持つようだ。
誰かにお礼を言われるなんてことは
あるのに、先生に言われると変に胸が締め付けられるのは何故だろうか?
点滴が終わり、もう一度叶先生に
簡単に診察してもらうと、帰り支度を
済ませて医事課の鍵を閉めた。
『乗って?』
徒歩通勤の私には、裏の社員用の
駐車場に行くことがなかった為、
先生の車を見て踏みとどまる。
やっぱり‥想像はしてだけだ‥
高級車じゃないか‥‥‥。
あの家に住んでる時点で、車が
軽自動車な訳ないけれど、あまりにも
高そうな車種に唾を飲み込む。
「あの‥助手席は流石にちょっと‥。
後部座席でもいいですか?」
『体調が悪いなら隣にいてくれた方が
すぐに分かる。気を使わなくても
今は恋人もいないから乗って?』
そういう意味じゃないんだけどな‥‥。
迷惑をかけているから、今日は何も言い返せないし、仕方なく頭を下げてそこへ
乗り込んだ。
『閉めるよ。』
もう逃げられないと観念し、溜め息をはきつつもシートベルトをしめた。
広い車内にいい香り‥‥。
できる男はこんなところも抜かりはない
のね。
課長の車なんて散らかってるから汚しても別に良い気がするし気がラクだけど、
この車は傷一つ付けるのも恐ろしいから
リラックス出来ない。
『住所を教えて?ナビに入れるから。』
えっ?
いきなりグッと近づいて来たので、驚いて目を瞑ると、助手席のシートがゆっくりと後ろに倒れた。
『体制はキツくないか?まだツラい
はずだから靖子は寝てていいよ。』
な‥なんだ‥‥ビックリした‥‥。
またキスされるかと思ったなんて
自意識過剰過ぎて自分に引いた。
『どうかした?気分悪い?』
「全く!元気です!!」



