『妻と私も、親同士が決めた政略結婚
でね‥‥。』
えっ?
『当時僕には将来を共にしたいと思う
好きな女性がいたんだよ。でも、
どうにも出来なかった‥‥。
その女性が蘭の母親だ。』
ドクン
母親違いの姉弟だとは知っているけれど
、そこに複雑な事情があるのだと感じる
『勘違いしないで欲しいが、花絵は
僕には大切な人であり、今では
ビジネスパートナーでもある。
勿論そこに愛情も含まれている。
ただね‥‥当時、自分の心に素直に
家も捨てて蘭の母親と自由に生きて
いたらと今でも考える。』
「‥‥今の大志さんと似てるって事で
しょうか?」
『まぁ‥そうだね。君を選んだと聞き、
真っ先に彼女のことを思い出した。』
「私には知らない世界で生きている
方々の生き方は未知で、今後も
納得できない事もあるかと思います。
それでも、人と寄り添って生きていく
為には、2人が同じ方向を向いて
いないとダメになる気がしてます。
身分に関しては、私には誇れるものは
ありません‥‥。でも、大志さんが
進む道に寄り添い生きる事は出来ます
。それがどんな選択肢だとしても‥」
膝の上で両手をギュッと握ると、泣きそうな気持ちを堪える
この人は優しい‥‥‥。
お母様とは違って、私を傷つけない
ように大志さんから遠ざけようと
提案してくれているのだ。
自分が好きな人、結ばれたい人と
一緒になれない世界は私の普通の常識なんて通用しない世界なんだね。
『2人はまだ若い。君にももっと‥』
ドンっ!!
えっ!?
急に窓を叩く大きな音に、私だけで
なく大志さんのお父さんも驚くと、
すぐにドアが勢いよく開き、
大志さんに腕を引っ張られた。
『靖子!!何もされてない!?』
大志さんの腕の中に閉じ込められると、
それなりに緊張していたのか安心する
香りに包まれてホッとする
メールしたから来てくれたのだろう‥‥
「大丈夫です‥何もされてません。」
『ふぅ‥良かった。
どういうつもりです?母といい
2人とも連絡なしに交際相手に会いに
来るなんて。』
私に向けられる声色とは違い、低めの
怒りが込められた言葉なのに、車内
からはクスクスと笑い声が聞こえてきた
『久しぶりに会えた父に恋人との
抱擁を見せつけてくれるとはね。』
『大切な人なので、父さんと2人に
なんてさせられませんよ。』
大志さん‥‥
でね‥‥。』
えっ?
『当時僕には将来を共にしたいと思う
好きな女性がいたんだよ。でも、
どうにも出来なかった‥‥。
その女性が蘭の母親だ。』
ドクン
母親違いの姉弟だとは知っているけれど
、そこに複雑な事情があるのだと感じる
『勘違いしないで欲しいが、花絵は
僕には大切な人であり、今では
ビジネスパートナーでもある。
勿論そこに愛情も含まれている。
ただね‥‥当時、自分の心に素直に
家も捨てて蘭の母親と自由に生きて
いたらと今でも考える。』
「‥‥今の大志さんと似てるって事で
しょうか?」
『まぁ‥そうだね。君を選んだと聞き、
真っ先に彼女のことを思い出した。』
「私には知らない世界で生きている
方々の生き方は未知で、今後も
納得できない事もあるかと思います。
それでも、人と寄り添って生きていく
為には、2人が同じ方向を向いて
いないとダメになる気がしてます。
身分に関しては、私には誇れるものは
ありません‥‥。でも、大志さんが
進む道に寄り添い生きる事は出来ます
。それがどんな選択肢だとしても‥」
膝の上で両手をギュッと握ると、泣きそうな気持ちを堪える
この人は優しい‥‥‥。
お母様とは違って、私を傷つけない
ように大志さんから遠ざけようと
提案してくれているのだ。
自分が好きな人、結ばれたい人と
一緒になれない世界は私の普通の常識なんて通用しない世界なんだね。
『2人はまだ若い。君にももっと‥』
ドンっ!!
えっ!?
急に窓を叩く大きな音に、私だけで
なく大志さんのお父さんも驚くと、
すぐにドアが勢いよく開き、
大志さんに腕を引っ張られた。
『靖子!!何もされてない!?』
大志さんの腕の中に閉じ込められると、
それなりに緊張していたのか安心する
香りに包まれてホッとする
メールしたから来てくれたのだろう‥‥
「大丈夫です‥何もされてません。」
『ふぅ‥良かった。
どういうつもりです?母といい
2人とも連絡なしに交際相手に会いに
来るなんて。』
私に向けられる声色とは違い、低めの
怒りが込められた言葉なのに、車内
からはクスクスと笑い声が聞こえてきた
『久しぶりに会えた父に恋人との
抱擁を見せつけてくれるとはね。』
『大切な人なので、父さんと2人に
なんてさせられませんよ。』
大志さん‥‥



