「大志さんのお母様にも、いつか
自分の気持ちを伝えたい‥‥。
今は無理でもいつかきっと‥‥。」
(『‥‥ありがとう‥‥嬉しいよ。
お正月休みを使って、アメリカに
行こうと思ってる。向こうには父が
いるから、母よりは話が通じる。
‥‥靖子が良ければ俺と
一緒にアメリカに行かないか?』)
ええっ!?アメリカ!?
「わ、私はそんなところに行っても
何も出来ないです!英語も高校レベル
で止まってますし‥‥」
(『今まで両親と向き合わずに来た
けれど、今が向き合う時なんだと
思ってる‥‥。正直久しぶり過ぎて
不安がない訳じゃない。でも
母も父がいると少しは大人しく
しているはずだから。』)
大志さんのお父さん‥‥‥
あのお母さん✖️2かもしれないと
思うとすぐには返事ができない‥‥
でも、私と居る為にこんなに考えて
行動してくれている人を1人にしたら
後できっと後悔する‥‥
「分かりました。でもその前に、
大志さんのお母様に2人で
会いに行きませんか?」
本当はめちゃくちゃ怖い‥‥。
診療所を潰すなんて平気で言える人だ。
別れさせるなんて簡単な事くらいに
思っているかもしれない。
(『フッ‥‥昔と違って強くなったね。
あの時の痩せ細った靖子からは想像も
出来ないほどだよ。』)
「大志さんのおかげです‥‥。
あの時助かってなかったら、今は
なかったですし、私、今の診療所が
本当に好きなんです。医事課も、
看護師さん達もみんないい人で。
だからそこを守る為にもちゃんと
話したい‥‥。」
守りたいものが出来ると人は強くなれる
というけれど、人だけではなく、私には
あの場所がなくなるなんて考えられ
なかった。
(『うん‥俺もそう思ってる。』)
電話越しに伝わる同じ想いに、
どうなるか分からないけれど、2人で
同じペースで進みたいとそう思えた。
そして、11月の三連休を使って
訪れた都内の某ホテルの一室。
ドアの前で、部屋に入る前に大志さんと
手を繋ぎ視線を交わし小さく頷いた
『大丈夫‥‥いつも通りの靖子で
居ていいから。』
緊張からか、いつも通りの私がどう
なのかすら分からないけれど、
大志さんがノックしたドアが開くと
背筋がピンっと伸びた。
自分の気持ちを伝えたい‥‥。
今は無理でもいつかきっと‥‥。」
(『‥‥ありがとう‥‥嬉しいよ。
お正月休みを使って、アメリカに
行こうと思ってる。向こうには父が
いるから、母よりは話が通じる。
‥‥靖子が良ければ俺と
一緒にアメリカに行かないか?』)
ええっ!?アメリカ!?
「わ、私はそんなところに行っても
何も出来ないです!英語も高校レベル
で止まってますし‥‥」
(『今まで両親と向き合わずに来た
けれど、今が向き合う時なんだと
思ってる‥‥。正直久しぶり過ぎて
不安がない訳じゃない。でも
母も父がいると少しは大人しく
しているはずだから。』)
大志さんのお父さん‥‥‥
あのお母さん✖️2かもしれないと
思うとすぐには返事ができない‥‥
でも、私と居る為にこんなに考えて
行動してくれている人を1人にしたら
後できっと後悔する‥‥
「分かりました。でもその前に、
大志さんのお母様に2人で
会いに行きませんか?」
本当はめちゃくちゃ怖い‥‥。
診療所を潰すなんて平気で言える人だ。
別れさせるなんて簡単な事くらいに
思っているかもしれない。
(『フッ‥‥昔と違って強くなったね。
あの時の痩せ細った靖子からは想像も
出来ないほどだよ。』)
「大志さんのおかげです‥‥。
あの時助かってなかったら、今は
なかったですし、私、今の診療所が
本当に好きなんです。医事課も、
看護師さん達もみんないい人で。
だからそこを守る為にもちゃんと
話したい‥‥。」
守りたいものが出来ると人は強くなれる
というけれど、人だけではなく、私には
あの場所がなくなるなんて考えられ
なかった。
(『うん‥俺もそう思ってる。』)
電話越しに伝わる同じ想いに、
どうなるか分からないけれど、2人で
同じペースで進みたいとそう思えた。
そして、11月の三連休を使って
訪れた都内の某ホテルの一室。
ドアの前で、部屋に入る前に大志さんと
手を繋ぎ視線を交わし小さく頷いた
『大丈夫‥‥いつも通りの靖子で
居ていいから。』
緊張からか、いつも通りの私がどう
なのかすら分からないけれど、
大志さんがノックしたドアが開くと
背筋がピンっと伸びた。



