「何だよ、これ……!クソ……っ!!」
ツヤが、鋭く伸びた爪で結界を破ろうとする。
「無駄ですよ。これは、術の使用者である僕にしか解けないものですから……諦めてください。どうして、あなた方は彼を逃がさまいとする?彼がいないと、僕らだって困るんです」
「なぜって……こいつが、妖使いの可能性があるからだ」
「……妖、使い……?」
ツヤの口から出た言葉に、颯真は首を傾げた。その呟きを耳にした朱雀は、「妖は、怪異みたいなもんらしい」と簡潔に説明する。
「……ふーん……その辺の話は、向こうで聞くとして……」
颯真は、魔導具を開いた扇子と一緒に持つと朱雀の手首を掴んだ。
「……颯真の名において、転送術を展開」
颯真が詠唱をした途端、魔導具の力により颯真は朱雀とともに姿を消す。
颯真が消えたことにより、自然と結界も解ける。その場にいたツヤとギルベルトは、2人してしばらく動くことが出来なかった。
――トン
地面に着地するような音が微かに聞こえ、颯真がいなくなってからも中央の島で待機していた白虎、玄武、青龍は、同時に音がした方を見る。
「皆さん、ただいま戻りました」
そこにいたのは、颯真と朱雀で、3人は2人に駆け寄った。
ツヤが、鋭く伸びた爪で結界を破ろうとする。
「無駄ですよ。これは、術の使用者である僕にしか解けないものですから……諦めてください。どうして、あなた方は彼を逃がさまいとする?彼がいないと、僕らだって困るんです」
「なぜって……こいつが、妖使いの可能性があるからだ」
「……妖、使い……?」
ツヤの口から出た言葉に、颯真は首を傾げた。その呟きを耳にした朱雀は、「妖は、怪異みたいなもんらしい」と簡潔に説明する。
「……ふーん……その辺の話は、向こうで聞くとして……」
颯真は、魔導具を開いた扇子と一緒に持つと朱雀の手首を掴んだ。
「……颯真の名において、転送術を展開」
颯真が詠唱をした途端、魔導具の力により颯真は朱雀とともに姿を消す。
颯真が消えたことにより、自然と結界も解ける。その場にいたツヤとギルベルトは、2人してしばらく動くことが出来なかった。
――トン
地面に着地するような音が微かに聞こえ、颯真がいなくなってからも中央の島で待機していた白虎、玄武、青龍は、同時に音がした方を見る。
「皆さん、ただいま戻りました」
そこにいたのは、颯真と朱雀で、3人は2人に駆け寄った。



