私を呼ぶ声がした。

私は目を開けた。

目の前には少女がいた。


「おはよう、アマリ。
ねぐせがすごいよ?」


私は返事をしなかった。


「アマリ!髪をとかしてあげるね♪」


私は、髪をとかしてもらった。


「ほら!キレイになったね♪」


満足そうな笑顔で言われたけれど、私は返事をしなかった。


「アマリ!朝ごはんを食べよう♪」


私は、朝ごはんを食べなかった。

少女だけが、おいしそうに食べた。

私は、横に座って見ていた。