青と、碧…



「おれのこと忘れてんのか? 小学校以来だしお互い成長してるから無理はないか…」

小さな声でぶつぶつと言ってる大空くんに『わたしだって君の名前どこかで聞いたことあるって思ってたんだよ』と教えてあげたかった
でないと、もしホントに知ってるなら薄情なやつって思われちゃいそうで…

「授業終わったら二人で少し話そ? いろいろ話したいことある」

大空くんの提案にコクンと頷きわたしは無言でオッケーの意思を伝える
結局、授業の内容は頭に入ってこなかった…
わたしの頭の中は思い出せない大空くんのことでいっぱいになってた

授業が終わっても結局二人で話せる時間ができたのはお昼休みだった
授業が終わる度に他のクラスメイトももの珍しそうに転校生に話しかけにくるからだ

「海野、もうお昼食べたか? どっか静かな所に案内してくれよ?」

わたしがお昼を食べ終わるのを待ってたかのようなタイミング 大空くんも早く話したいと思ってるんだろうことは容易に察することができる
そういうわたしも早く大空くんの話しが聞きたかった

「あそこがいいか… 着いてきて」

できるだけ静かなところで二人きりで話しがしたかった 変な意味じゃないから…
よけいな邪魔が入ったり会話がかき乱されるのが嫌だったから