しばらく歩くと、 緑と茶色がテイストのお洒落な喫茶店が目の前に見えた。 恭平たちは、入ってすぐ左の窓側の席にいるらしい。 ドアを空けると、カランカランとドアに付いた鐘の音が鳴り響き、 その音に気づいた、恭平が、俺に向かって手を振っているのが目に入った。 俺は、恭平に向かって、挨拶替わりに軽く右手を挙げて、 奴の隣の席わった。 ふと、向かい側を見て、驚いた。 なぜなら、向かい側に座っていた2人の女に見覚えがあったからだ。 .