虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

『独断か。』

朔「あぁ。無愛ちゃんのことを信用出来なかったから。」

『...』

朔「それで、無愛ちゃんの両親について尋ねてみたら、地雷を踏んだみたいで...」

『朔。』

朔「...」

『1発殴らせろ。』

朔が答える隙を与えずに右頬を殴った。

『昨日言ったはずだ。無理に無愛のことを聞こうとするな、と。』

無愛は俺達には計り知れない暗い過去を持っている。

無理にでも聞こうとすれば、簡単に壊れる。