虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

朔「いくら、いい子を演じても引き違ったら簡単に本性が出るもんだな。」

朔さんの目は氷のように冷たく、あの人と同じ目をしていた。

『人のことを調べて何が楽しい?』

朔「別に、楽しくなんかないさ。無愛ちゃんが嘘をつけなければ信用できたかもしれなかったけど、君は嘘をついた。嘘をつく君は必要ないしいらない。」

"必要ない"

"いらない"

そのふたつの言葉が私の心に重く岩のようにのしかかる。