虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

お母さんがわざと火をつけた?

笑わせないで。

『違う!!お母さんがそんなことするわけない!!』

朔「火をつけた理由は、夫婦間のトラブルだとされたがそんな生ぬるいものじゃなかった。」

『うるさい!!黙れ!!』

部屋の中に響く私の叫び声

近くにあった棚の上に置いてある花瓶を手に取った。

中に入っていたラベンダーの花が床に落ちた。

花瓶を朔さんの方に振りかざしたが、朔さんはいとも簡単によけ、花瓶は机の角にぶつかり割れた。