虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

朔「それは、"嘘"だよね。」

『え?』

朔「実は、無愛ちゃんのことを内緒で調べさせてもらったんだよ。」

『それは、個人的に?』

朔「あぁ。知らない子をここにいさせるわけにはいかないからね。」

『...』

朔「予想していたとおり、君は親のことを聞かれた時嘘をついた。」

『...』

朔「7年前、君の両親は火事で亡くなった。」

『...』

朔「原因は、火の消し忘れだとされたが、本当は君の母親がわざと火をつけた。」