虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

腕から、ポタポタとこぼれる雫を見て、
あぁ、私は生きていると実感できる。

昼は、殴られ、夜は犯され、リスカするという
日が何日も何日も続いた。

しばらくして...


今、何日だろう?

皆に会いたい...

紘さんに会いたい...


そう思った時だった。

聞こえないはずの声が聞こえた。

「無愛!!」

バンッと開け放たれたドアには、私の愛する人。






紘さんが立っていた。