虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

『ん...』

目が覚めた。

後頭部に鈍い痛みが走る。

周りを見渡してみると、窓がなく電気も無い部屋に閉じ込められていた。

部屋の中には、鏡とベッドとトイレしか無かった。

立って出ようとすると、ジャラと音がした。

音がした方向を見ると、足に、鎖が繋がれていた。

何、これ?

鎖の長さはギリギリトイレに行けるぐらいの長さだった。

その時、扉が開いた。

「起きた〜?」

その声の主は今までで何回も聞いたことのある声だった。