虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

でも、肯定をしたくなくて必死に否定続けた。

『あのね、私が生まれたから、生活がカツカツになって、不自由な暮らしをしていたの。だからね、私はやっぱりいらない子』

なんだ。と言い終わる前に、紘さんに抱きしめられた。

紘「お前はいらない子なんかじゃない。いったはずだ。泣きたい時は泣け、辛い時は辛いと言えと。」

『っ!!』

目からとめどなく溢れるもの。

それは今までの辛さ、悲しさ、傷ついたものを洗い流してくれる涙だった。


『うわぁぁぁん!!』