虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

お母さんはお父さんに逆らえず、一緒に私を殴ってきた。


右肩から左側の腰にかけてついている傷はお父さんがつけたものだった。


でも、お母さんもお父さんも私を殴ったあとは謝ってくれた。

「ごめんな。無愛。ちゃんと愛してるんだ。」

「ごめんなさい。無愛。こんな不甲斐ないお母さんで本当にごめんなさい!!」


まだ、愛されてるとわかって私は両親のことは恨んでいなかった。


でも、お母さんはこの生活にケジメをつけたかったと思う。


ある日、また学校から家に帰ると、いえが燃えていた。