虐げられた少女は闇の支配者に愛される。

無愛side

「...ん」

重い瞼を開けると、白い天井が目に入った。

春陽「起きた?無愛ちゃん。」

『おはようございます。』

朔「今、紘呼ぶね。」

朔さんが呼びに行ったあと、すぐに紘さんが来た。

紘「どうだ調子は?」

『全然平気です。』

紘「なぁ。無愛。」

『ん?』

紘「お前の過去を教えてくんねぇか?」

『っ!!』

紘「無理にとは言わない。」

本当は言いたくない。