痺れる愛のピースサイン


わたしは理由を話そうか迷った。

理由が理由なだけに話しづらい、、、

でも、わたしは颯生を信頼しているし、颯生はどんな事でも受け入れ、わたしの悲しみや不安などを分け合ってくれる。

だから、、、思い切って、話してみることにした。

「実は、、、」

わたしは生理が遅れていること、実は元彼に別れ際に無理矢理抱かれた事を話した。

すると、颯生は帰宅して来たばかりだというのに「ちょっと薬局行ってくる!」と再び出掛けようとしたのだ。

「颯生!今、帰って来たばかりでしょ?疲れてるんだから、」
「俺は疲れてないよ?和花を不安なままにさせておきたくないだけ。すぐ戻って来るから、ソファーでゆっくりしてて!」

颯生はそう行って、手をふと上げ「行ってきます!」と言うと、薬局が閉店するであろうギリギリの時間に駆け足で再び出掛けてしまった。

颯生、、、本当に薬局に行ったのかな。

もしかしたら、、、ショックでわたしと一緒に居たくなかっただけなんじゃないかな、、、

颯生が帰って来なかったら、どうしよう、、、

やっぱり話さない方が良かったかな、、、

わたしはそう不安に思いながら、ソファーに座り、颯生の帰宅を待った。

すると、わたしの不安を他所に颯生は本当にすぐに帰って来たのだ。

その片手には紙袋があり、急いで行ってきてくれたのか息切れをしながら「お待たせ!」と言って、わたしの隣に腰を掛けると、二度目の"ただいま"のキスをしたのだった。