痺れる愛のピースサイン


「じゃあ、、、しばらく、お世話になろうかな。」

わたしがそう言うと、颯生は嬉しそうに微笑み「好きなだけ居てください!」と言った。

「でも、わたしはベッドじゃなくて、ソファーで寝させていただきます。」
「え?駄目だよ!ソファーじゃ、疲れ取れないよ?俺がソファーで寝るから、和花はベッド使ってよ!」
「それなら、颯生が疲れ取れないじゃない。身長だって高いんだから、ソファーだったら足伸ばせないでしょ?」
「そんなこと気にしなくていいから!」
「気にするよ!」

そう言い合っていると、何だかおかしくなってきて、わたしたちは顔を見合わせ笑った。

健人となら言い合いにもならない程、わたしは萎縮していたが、わたしは颯生が相手だと素直に自分の気持ちを言えていることに気付いた。

それが何だか嬉しくて、お互いの気持ちを言葉で言い合える大切さを颯生のおかげで再確認出来た気がした。

「じゃあ、交代でベッドとソファーで寝る?」

わたしがそう提案すると、颯生は「俺はベッドに一緒寝てもいいんだけどなぁ〜!」と悪戯な笑みを浮かべて言うと、すぐに「なんてな!」と言い直し、「じゃあ、交代にしようか!まずは、今日は和花がベッドで寝て?」と言ってくれた。

「じゃあ、お言葉に甘えて。今日はベッド使わせてもらうね。」
「おう!」
「でも、本当に颯生、、、ソファーで大丈夫なの?身長180はあったよね?」

わたしがそう言うと、ぼやけた視界にいる颯生はわたしをジーッと見ているようで、「なら、、、本当に一緒にベッドに寝てくれる?」と言い、どんな表情なのか定かではないが、少し本気なような口調にも聞こえた気がした。

「、、、それは、本気で言ってる?」

わたしは少し恥ずかしかったが、そう訊いてみた。

すると、颯生は「俺は、、、本気だよ?」と優しい口調で答えたのだった。