「そうだ職員室に行かなくては!」「あぁ、、悪い。案内を任されていたんだ。本当に今日はだめだな、、、態度が崩れてばっかりだ。」これでもいつもは品行方正な男なんだぞ?と氷牙様が悪戯っぽく笑う。「ふふっ。大丈夫ですよ、氷牙様。崩れてなんていません。」と私が笑うと、「そうか?、、、改めて、悪かった。最初にあんな酷い態度をとってしまって。」緩く首を振り、威圧を感じさせないようにゆったりと微笑み、大丈夫ですよ、と告げると氷牙様は明らかにほっとした顔をして、気を取り直したように「では俺が案内してやる。」と言ってくださった。案内していただ蹴るということでその後ろを着いていく。暫くてくてくと歩いていくと、目的についたらしく氷牙様の足が止まる。「ほらここが職員室だ。」わあ!やっぱり職員室もきれいだ!「あ、やっと来たか噂の編入生!」あ、あの人が先生なのかな?「俺は2のS担任の来栖だ!担当教科は体育!2のSの体育も担当している!よろしくな!」うーん、お嬢様たちを守るために育てた勘が反応しない。それどころか誠実ないい空気が感じられる。「こちらこそよろしくお願いします。来栖先生。」「ああ。早速だが理事長室に行くのでついてきてくれ!ああ、氷牙!お前も来てくれ!」「え?俺もですか?」「あぁ!理事長が話があるらしい!」はぁと溜め息をついている先輩の横で私は何を言われるかひやひやしていた。、、、なにかやらかしちゃってたかなぁ。ま、まさか実技の試験官の先生に怪我させちゃってたとか、、、、?でもでもちゃんと手加減したし、、あーでもない、こーでもないと考えているうちに理事長室についいたらしく、そこには理事長とは思えないほどに若い方が座っていた。「やあ君が噂の編入生かい?」「は、はい、、、」
うう、、、なんかさっきからいろんな所で噂のって言われてる、、、やっぱり問題児扱いされてるのかな、、、「ああ、それと話の内容なのだが、、、、」え?なんだろう?「君の試験の成績から見ると、君には生徒会に入ってもらいたい。」私なんかが、生徒会?「そこで相談なのだが、この東雲学園は学年ごとに筆頭のグループ、つまり暴走族で構成されている。1年のブレイク、2年のクラフト、3年のクラッシュだ。そして生徒会は、それぞれのグループの総長と副総長、それと総長または理事長が選んだ人員で構成される。グループ名はザンナ。なので、君を生徒会に入れるにはこの中のどれかに入ってもらわなければいけない。知り合いを作って2年のものに入ってもいいし、他のところに入ってもかまわない。戦えなかったら姫でもいいしな。」えっと、えっと、怒涛の話の勢いに頭がついていかない。えーと、どうしよう。知り合いができるかなんてわからないし、戦うなんて久しくやってないから腕が鈍ってるかもわかんないし、、、というかそもそもなんで暴走族がいるんだろう?「理事長、彼女が困ってますよ。それにこんなに暴走族がいるなんて怖いでしょう。」「ああそれもそうだな。なあに、大丈夫だよ。大規模な暴走は即退学だし、そのために筆頭グループがいるんだから。ちなみにそこの氷牙もクラッシュの副総長だ。」えぇ!?氷牙先輩副総長なんだ。「ああ。まあそういう事になっている。秋奈が生徒会に入るなら歓迎するぞ。」そっかぁ。少しでも知り合い所が良いのかなぁ。「ああ、もうこんな時間か。そろそろ進級式が始まるな。氷牙連れてってやってくれ」「はぁ。わかりましたが、その自分勝手に話を進めるところ。直してくださいね。」「すまん、すまん気をつけるよ。」「そうですか。そんなこと言ってるとまた風牙に嫌われますよ。あ、もう嫌われてるか。」「あ、相変わらず辛辣だねぇ氷牙。」「さ、行こうか秋奈。」「私は無視かい?」「あれなんか言いました?」「いや何も言ってないよ。」「そうですか。」あはははは。私は先輩と理事長の掛け合いを聞いてただ苦笑するしかなかった。
うう、、、なんかさっきからいろんな所で噂のって言われてる、、、やっぱり問題児扱いされてるのかな、、、「ああ、それと話の内容なのだが、、、、」え?なんだろう?「君の試験の成績から見ると、君には生徒会に入ってもらいたい。」私なんかが、生徒会?「そこで相談なのだが、この東雲学園は学年ごとに筆頭のグループ、つまり暴走族で構成されている。1年のブレイク、2年のクラフト、3年のクラッシュだ。そして生徒会は、それぞれのグループの総長と副総長、それと総長または理事長が選んだ人員で構成される。グループ名はザンナ。なので、君を生徒会に入れるにはこの中のどれかに入ってもらわなければいけない。知り合いを作って2年のものに入ってもいいし、他のところに入ってもかまわない。戦えなかったら姫でもいいしな。」えっと、えっと、怒涛の話の勢いに頭がついていかない。えーと、どうしよう。知り合いができるかなんてわからないし、戦うなんて久しくやってないから腕が鈍ってるかもわかんないし、、、というかそもそもなんで暴走族がいるんだろう?「理事長、彼女が困ってますよ。それにこんなに暴走族がいるなんて怖いでしょう。」「ああそれもそうだな。なあに、大丈夫だよ。大規模な暴走は即退学だし、そのために筆頭グループがいるんだから。ちなみにそこの氷牙もクラッシュの副総長だ。」えぇ!?氷牙先輩副総長なんだ。「ああ。まあそういう事になっている。秋奈が生徒会に入るなら歓迎するぞ。」そっかぁ。少しでも知り合い所が良いのかなぁ。「ああ、もうこんな時間か。そろそろ進級式が始まるな。氷牙連れてってやってくれ」「はぁ。わかりましたが、その自分勝手に話を進めるところ。直してくださいね。」「すまん、すまん気をつけるよ。」「そうですか。そんなこと言ってるとまた風牙に嫌われますよ。あ、もう嫌われてるか。」「あ、相変わらず辛辣だねぇ氷牙。」「さ、行こうか秋奈。」「私は無視かい?」「あれなんか言いました?」「いや何も言ってないよ。」「そうですか。」あはははは。私は先輩と理事長の掛け合いを聞いてただ苦笑するしかなかった。
