――学校に着いた。

(はぁ・・・。
今日も始まるのか。)

よしっ。と
自分に気合を入れて
校内へと進んだ。


教室に入ると
男たちの視線が痛かった。

「おう、山崎。
おはよう」

声をそろえて
圭と悠が言った。

「ああ、おはよう。」

「あ、そうだ。
山崎。
山崎先輩、俺の教室来いって
言ってた。」

「え、ああ。
わかった。ありがとう。」


そういい残すと
あたしは教室を出た。

廊下を歩いていても
何処にいても視線が痛い。

しばらく歩いていると
男たちに囲まれた。

「あれ?
こんな所に女の子が居るーー。」

「あ、本当だ。
ねぇ、ここは君が来る所じゃないよ?」

馬鹿にするような声で男たちは
言ってきた。

あたしは冷静に、
と言い聞かせて立ち止まった。

「昨日転校してきた
山崎美乃里ですけど?
何か文句あるなら
校長先生に言ったらどうですか?」

挑発するような
声が出てしまう。

あの頃の血が
騒ぎ立つ。

「こいつ、生意気。
ああ、でも俺ら女なんかに手出すほど
弱くないからな」

男は鼻で笑って
連れたちと笑っている。

「そろそろ行かせてくれません?」

そう言ってあたしは
男たちを避けて歩き出した。