ページのすみで揺れていたもの

痛む腕に力を込めて、私はゆっくりと体を起こした。

その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられるように苦しくなって、
息を吸うたびに、肋骨のあたりに鋭い痛みが走る。

それでも、立ち上がるために手をついたとき、
左腕にじん、と鈍い痛みが広がった。

動かすたびにズキズキと痛むけれど、
なんとか動く。

息も浅いし、正直つらい。

でもつらいってだけでここで待ってるっていう選択肢は私にはない