誰かの視線を感じる。
誰__?
背中には柔らかい何かが当たっている。
おそらくベッドだ。
……ん?
ベッド……?
あたし、さっきまでリビングにいたんじゃ……。
「ん……」
ゆっくり目を開けて、周りを見渡す。
ここは__?
「お!起きたか」
「朱羅ちゃん、大丈夫?」
「……大丈夫か」
「ゆっくり起きてね〜」
……え?
な、なんであたしの家に知らない人が……!?
ガバッと勢いよく飛び起きる。
ど、どういう事だっけ……!?
えーと確か、パパたちが海外に行かないといけなくなって、あたしはパパたちの友達の家におじゃますることになって、それからー……。
そう!居候先にカッコイイ4つ子がいたんだ!!
あっ!知らない人じゃないじゃん……失礼だったな。
それにあたしの家じゃないし……。
「あ、あの……ごめんなさいっ」
「えっ、どうしたの!?」
ちょっと情報が多すぎて、主語も無しに謝っちゃった。
「あっ、ごめん、やっぱなんでもない……!」
「「「「……?」」」」
「えっ、えーと……今どういう状況か、教えてくれないかな……?」
わかんないことが多かったから、素直に聞いてみた。
「ああ!そうだな。まずは朱羅ちゃんが家に来て俺らが自己紹介してそれからそれから〜」
「……?」
ちょっ、ちょっと分かりにくいな……。
どうしよう。
これは正直に言ったら失礼なやつと思われるかもしれない……。
「蘭潤兄さん、相手に説明をする時は、一息で言うと分かりにくいよ。これからは、相手が分かりやすいように区切りをつけて言おうね?」
「お、おう!ごめんよ?」
「ううん、大丈夫」
「代わりに僕が説明するね」
龍聖がわかりやすく説明してくれたおかげで、今の状況を理解することが出来た。
どうやら、あたしは4人が4つ子だということを知って、倒れてしまったらしい。
ここはあたしの部屋だ。
「教えてくれてありがとう!」
「ふふ、どういたしまして」
「あ、そういえば亜樹さんは……?」
部屋を見わたしても、亜樹さんの姿が見えない。
「ああ、母さんなら出かけてるよ。今日の夕食の材料買ってくるって」
「へ〜!今日のご飯、なんだろ〜?」
「ずいぶん楽しそうに話すね。食べるの好きなの?」
「うん!大好き!」
食べることは、私にとっては1日の中で1番、幸せな時間。
ストレスだって発散できる。
だから、食べるのが大好きなんだ〜♪
「あ!じゃあそろそろ部屋を案内しようよ!お母さんにも頼まれてるじゃん?」
「そうだね、行こうか。朱羅ちゃん、立てる?」
「うん!ありがと〜」
龍聖が、手を取ってくれる。
やっぱり、龍聖は王子さまだな〜。
部屋を出たあと、まずは4つ子の部屋、亜樹さん、優採さんの部屋を教えてくれた。
お風呂、キッチン、トイレ……。
ぜ、全部キレイ……。
ここ一生住みたくなるんですけど!?
家の中を案内されたあと、またリビングに戻った。
「じゃ〜一旦解散するか〜!」
「そうだね」
「あ!1つ言い忘れてた!」
そういえば、あのこと言わなきゃじゃん!!
「ん〜?」
「あたし、夜は出かけるね」
あたしは毎晩、通っているところがある。
亜樹さんと優採さんには、既に伝え済みだ。
「はいはー……って、ん……?」
「夜に出かける??」
「ど、どういう事で……?」
「えー……っと……い、言いづらい……かな!ごめんね」
「うーん、そっか〜。まあ、朱羅ちゃんのペースがあるんだよね。何かあったら、絶対に言うんだよ?」
「うん!ありがとう」
龍聖の言葉で、困惑していた楼翔以外の2人も納得してくれたようだ。
良かった。
でも、このことは言った方がいいのかな……?
ま、いずれ言うことになるだろうから、そのときでいっか!
「じゃ〜改めてかいさーん!!」
「また後でね〜」
「晩御飯なったら呼ぶね!」
「ありがとう、零逢」
「「「「ばいばい!」」」」
みんなで手を振って、それぞれ行く場所に向かう。
あたしは自分の部屋に戻った。
ふ〜、なんか疲れたなあ……。
あたしらしくなく緊張してたのかな?
いや、多分あの4つ子が9割の原因なんだろうな……あはは。
スマホでもいじっとこ〜。
あ、読書もありだな。
「朱羅ちゃーん!ご飯だよー!」
30分ごとにスマホと読書を繰り返していると、零逢に呼ばれた。
「はいはーい!」
ドアからベッドまでは少し距離があるから、聞こえるように大きめの声で返事をした。
まあもとからあたしは声大きいけどね〜。
扉を開けて、部屋から出る。
ドアの前には、零逢が居た。
「あれ?零逢。まだ下行ってなかったの?」
「うん!朱羅ちゃんと話したかったからね♪」
「えへへっ」って笑う零逢。
……っ超!!かわいーーーーー!!
あ〜!癒される〜〜♡
もうずっとここに居たいなあ〜。
「朱羅ちゃん?どうしたの?」
「あっううん!なんでもないよ。下行こっか」
「うん!」
「ご飯なにかなあ?」
「ん〜、ボクはオムライスだと思う!」
「じゃ〜あたしはカレーライス!あ〜、お腹すいたあ!」
「だねえ〜」
2人で話しながら1階までの道を歩く。
ん〜、楽しみだな〜♪
誰__?
背中には柔らかい何かが当たっている。
おそらくベッドだ。
……ん?
ベッド……?
あたし、さっきまでリビングにいたんじゃ……。
「ん……」
ゆっくり目を開けて、周りを見渡す。
ここは__?
「お!起きたか」
「朱羅ちゃん、大丈夫?」
「……大丈夫か」
「ゆっくり起きてね〜」
……え?
な、なんであたしの家に知らない人が……!?
ガバッと勢いよく飛び起きる。
ど、どういう事だっけ……!?
えーと確か、パパたちが海外に行かないといけなくなって、あたしはパパたちの友達の家におじゃますることになって、それからー……。
そう!居候先にカッコイイ4つ子がいたんだ!!
あっ!知らない人じゃないじゃん……失礼だったな。
それにあたしの家じゃないし……。
「あ、あの……ごめんなさいっ」
「えっ、どうしたの!?」
ちょっと情報が多すぎて、主語も無しに謝っちゃった。
「あっ、ごめん、やっぱなんでもない……!」
「「「「……?」」」」
「えっ、えーと……今どういう状況か、教えてくれないかな……?」
わかんないことが多かったから、素直に聞いてみた。
「ああ!そうだな。まずは朱羅ちゃんが家に来て俺らが自己紹介してそれからそれから〜」
「……?」
ちょっ、ちょっと分かりにくいな……。
どうしよう。
これは正直に言ったら失礼なやつと思われるかもしれない……。
「蘭潤兄さん、相手に説明をする時は、一息で言うと分かりにくいよ。これからは、相手が分かりやすいように区切りをつけて言おうね?」
「お、おう!ごめんよ?」
「ううん、大丈夫」
「代わりに僕が説明するね」
龍聖がわかりやすく説明してくれたおかげで、今の状況を理解することが出来た。
どうやら、あたしは4人が4つ子だということを知って、倒れてしまったらしい。
ここはあたしの部屋だ。
「教えてくれてありがとう!」
「ふふ、どういたしまして」
「あ、そういえば亜樹さんは……?」
部屋を見わたしても、亜樹さんの姿が見えない。
「ああ、母さんなら出かけてるよ。今日の夕食の材料買ってくるって」
「へ〜!今日のご飯、なんだろ〜?」
「ずいぶん楽しそうに話すね。食べるの好きなの?」
「うん!大好き!」
食べることは、私にとっては1日の中で1番、幸せな時間。
ストレスだって発散できる。
だから、食べるのが大好きなんだ〜♪
「あ!じゃあそろそろ部屋を案内しようよ!お母さんにも頼まれてるじゃん?」
「そうだね、行こうか。朱羅ちゃん、立てる?」
「うん!ありがと〜」
龍聖が、手を取ってくれる。
やっぱり、龍聖は王子さまだな〜。
部屋を出たあと、まずは4つ子の部屋、亜樹さん、優採さんの部屋を教えてくれた。
お風呂、キッチン、トイレ……。
ぜ、全部キレイ……。
ここ一生住みたくなるんですけど!?
家の中を案内されたあと、またリビングに戻った。
「じゃ〜一旦解散するか〜!」
「そうだね」
「あ!1つ言い忘れてた!」
そういえば、あのこと言わなきゃじゃん!!
「ん〜?」
「あたし、夜は出かけるね」
あたしは毎晩、通っているところがある。
亜樹さんと優採さんには、既に伝え済みだ。
「はいはー……って、ん……?」
「夜に出かける??」
「ど、どういう事で……?」
「えー……っと……い、言いづらい……かな!ごめんね」
「うーん、そっか〜。まあ、朱羅ちゃんのペースがあるんだよね。何かあったら、絶対に言うんだよ?」
「うん!ありがとう」
龍聖の言葉で、困惑していた楼翔以外の2人も納得してくれたようだ。
良かった。
でも、このことは言った方がいいのかな……?
ま、いずれ言うことになるだろうから、そのときでいっか!
「じゃ〜改めてかいさーん!!」
「また後でね〜」
「晩御飯なったら呼ぶね!」
「ありがとう、零逢」
「「「「ばいばい!」」」」
みんなで手を振って、それぞれ行く場所に向かう。
あたしは自分の部屋に戻った。
ふ〜、なんか疲れたなあ……。
あたしらしくなく緊張してたのかな?
いや、多分あの4つ子が9割の原因なんだろうな……あはは。
スマホでもいじっとこ〜。
あ、読書もありだな。
「朱羅ちゃーん!ご飯だよー!」
30分ごとにスマホと読書を繰り返していると、零逢に呼ばれた。
「はいはーい!」
ドアからベッドまでは少し距離があるから、聞こえるように大きめの声で返事をした。
まあもとからあたしは声大きいけどね〜。
扉を開けて、部屋から出る。
ドアの前には、零逢が居た。
「あれ?零逢。まだ下行ってなかったの?」
「うん!朱羅ちゃんと話したかったからね♪」
「えへへっ」って笑う零逢。
……っ超!!かわいーーーーー!!
あ〜!癒される〜〜♡
もうずっとここに居たいなあ〜。
「朱羅ちゃん?どうしたの?」
「あっううん!なんでもないよ。下行こっか」
「うん!」
「ご飯なにかなあ?」
「ん〜、ボクはオムライスだと思う!」
「じゃ〜あたしはカレーライス!あ〜、お腹すいたあ!」
「だねえ〜」
2人で話しながら1階までの道を歩く。
ん〜、楽しみだな〜♪


