最強美少女の波乱万丈な毎日

「ここが私のクラスか…」

思っていたよりうるさい。

「あ、おい、先生来たぞ!」

途端、シーンと静まり返る教室。

え、皆雪兄に怯えてる…?

言っておくけど、雪兄はそれほど強くないぞ?
たぶん誰でも勝てるぞ?

雪斗「転校生を紹介する。」
雪斗「ク、黒沢サン、ハイッテキテクダサイ…」

わぁ,カタコトだぁ(笑)

まぁ、『黒沢、入ってこい。』なんて言われたら、骨の2、3本折ってたけど。

「はーい(笑)」

私が入った瞬間、ざわつく教室内。

「女とか珍し…」
「って言うかめっちゃ可愛い!」
「何で氷室先生が敬語使ってるんだ!?」
「何でここ来たんだろ…」

私が可愛い?頭おかしいんじゃないの…?

まぁ良いや。自己紹介しよ…

「黒沢雪紀です。よろしくお願いします。」

「はーい、皆仲良くしてやってな。」

べつに仲良くしてくれなくても良いけど。 

「それより私の席どこ?」

「あ,あそこ、です。」

あそこか…

って案内してくれた子いるじゃん。

あ、席に着く前に言っとこ。

「雪兄が敬語使うと目立つからタメ口で良い。命令したら殴るけど。」

「う、うん。」

よし、寝よ…

どうせ雪兄の授業だし。