不器用な君のしぐさ


「え、、、今、何しました?」

わたしがそう訊くと、司馬さんは「分からなかったか?」と言い、「じゃあ、これは?」と言い、わたしの頬に手を添え、唇を重ねてきた。

わたしは驚き、目を丸くしたが、そのまま司馬さんからのキスを受け止めた。

唇が離れると、司馬さんは「これは、分かった?」とわざと訊いて来る。

「それくらい、わかりますよ。一応、26歳の大人ですから!」
「じゃあ、その続きも分かるよな?」
「えっ?」

司馬さんは今までに見たことがない優しい微笑みを見せると「この意味、分かるか?」と訊いた。

それからわたしたちは、夜景をバックに再びキスを重ね、その後、司馬さん宅で身体を重ねた。

「あっ、、、ぁぁ、、、」
「もっと、声聞かせて、、、」

いつものクールな司馬さんとは違い、甘い声で囁いてくる。

わたしの奥を容赦なく突き上げる司馬さんは「悪い、加減できない。」と言い、わたしが快感の声を上げたのちに果てた。

そのあと、司馬さんからわたしは合鍵を貰った。

「え?これって、、、」
「そうゆう、意味だ。」

不器用で口下手な司馬さん。

それでも、わたしは彼の言葉を聞かなくても分かるようになっていた。

「やったぁ!合鍵ゲットだぜ!」
「ははっ。ポケ◯ンゲットだぜ!みたいに言うなよ。」

そう言いながら、わたしたちは一緒に出社した。

周りの目なんて気にしない。

司馬さんは不器用ながらにもわたしの味方でいてくれる。

ただ、一つ不満なのは、、、

「今日も頑張れよ。」
「いっったぁ!」

彼なりの愛情表現であるデコピンくらいだ。



―END―