紫禁嬢─魅せられし夜





セイラが歩き出すと共に、70人以上の紫禁嬢のメンバーがゾロゾロと歩み寄ると、大奥のメンバーは恐怖で顔を強張らせ、その場から逃げる事すら出来ずにいた。








「ちょっ‥‥なんだよ一体‥」



「左京、智子。そこの女は徹底的にやれ」



「了解」「了解でーっす、キャハハハッ」








紫色の単車に乗る女をヤル様、二人に命令したセイラが、目の前に立つ女を殴ると同時にケンカが始まるが、

相手は誰一人、応戦する者など居なく、ただ一方的に紫禁嬢に蹂躙されるだけだった。








「ねえ、メイファン。紫好きなの?」







少し離れた所から、大奥がヤラれる姿を眺める私とメイファン。








「もう少し仲良くなったら教えてあげる」



「またそれ?別にいいけど~」








攻撃に参加出来ない者が多数出るほど、あまりに無慈悲な数の差だった。








「キャハハハッ、脱がしちゃおうよ左京」



「や‥やめてっ‥」



「おら脱げよ罪人、ウチの姫様がご立腹だとよ」








紫色の単車は海に捨てられ、乗っていた女は他のメンバーよりも酷くヤラれていた。








「あ~あ、泣いちゃってるよ。

見せしめとはいえ、可哀想だねえ、あの子」



「そうかな」









クスッと笑い、タバコを口に持っていきながら、ヤラれ続ける女を遠目に静かに呟く。









「生ぬるいと思うけど。

女王への不敬罪にしては」



「‥‥‥‥」