紫禁嬢─魅せられし夜





サヤの予想通り、メイファンはまるで大奥の女を追跡するかの様、真っ直ぐ港へ向かい、

私たち紫禁嬢は50台ほどの単車と車で港へと傾れ込んだ。








「どうしたんだ、メイファン」








大奥の他にも、キャッツや男のチームがごった返す中、メイファンは単車から降り、セイラの問いに静かに答えた。









「‥あいつらは、いらない」



「‥‥‥‥」








外したマスクを足下に捨てるメイファン。




各々が単車から降りて集まると、メイファンは私たちを見た。








「‥覚えてね。


あの色は、この街の禁色」



『‥‥‥‥』








ただ一人、紫色の特攻服を羽織るメイファンが言った、あの色という言葉。


それが何色を意味するかなんて、バカな不良共でもさすがに理解できる。








「断罪の時間だよ。


私への罪を‥償わせてあげて」



『‥‥‥‥』