紫禁嬢─魅せられし夜





それからしばらく待機していると、次第に男の暴走族が港に入って来た。







「おっ、シキンジョーじゃん」



「カワイイー、誰か遊ばなーい?」



「ギャハハハッ」



(うっぜえ、なんだこいつら)








大抵のチームはこちらをチラッと見て素通りしていくが、辻霧というチームの奴らだけは私たちにちょっかいをかけてきた。








「レディースまだ来ないね」







その後も港に入って来るのは男ばかりで、女のチームは中々姿を現さない。







「必ずしも港に来る訳じゃないからね。

今日はおまわりも熱いから町中から地元に直帰するチームも多いんじゃない」







すると、ようやく女の集団が現れたかと思うと、なんだか見覚えのある奴らだった。








「‥‥来た、焔だ」