バイパスの途中、左に曲がると繁華街へ出る道とは反対へ曲がり、そこからしばらく走って港へ到着した。
「誰も居ないじゃん」
港に入ると右手には倉庫が建ち並び、左には海が広がっていた。
「この時間はまだ来ないよ。
クリスマスで人も出てるし、町中メインで流して飽きた奴らから入って来ると思う」
「ふうん」
サヤの説明を聞いていると、メイファンは奥へは進まず入り口から近い場所に停車した為、私たちもそれに続いた。
「けっこう奥に広いんだね」
「そりゃまあ、男も含めて県内全域から集まる暴走族がみんなタムロったりする場所だからね。
もう少し行った倉庫の切れ目を右に入ってくとコンテナターミナルがあって、その先にもタムロできる場所あるよ」
「ふうん。
ウチらの姿見たら、みんなそっちに逃げていきそうだな」



