その後、しばらく国道を北へ走って行くと市内中心部に入り、私たちは国道から外れて繁華街の中へ入った。
「‥あれ、あいつらもしかして」
「?」
ギャラリーの多い繁華街では、街の暴走族が至る所で周回していて、私たちはそこへ入ってすぐ、赤い特攻服の集団とすれ違った。
「‥‥やっぱり。キャッツだ」
「キャッツ?」
対向車線から来たのは10台くらいで走る真っ赤なレディース集団で、そのすぐ後ろからは白い特攻服の集団が赤い集団に続いて走っていた。
「うわっ、花魁まで居るし!」
「‥‥‥‥」
赤いチームの後ろを走る白いチームは更に台数が多く、少なくとも15台くらいは居た。
「サヤ、今の奴らは?」
メイファンが私たちの横に並んだ。
「赤い方が棄猫達(ストレイ・キャッツ)
白い奴らは花魁道中(おいらんどうちゅう)って言って、黒宝石と同じくらいデカいチーム」
「並んで走ってたけど、あれは?」
「たんにこの辺を周回しててカチ合っただけじゃないかな。
ここギャラリー多くてみんな通るんだけど、狭いからよくドッキングしちゃうし」
「そう。ならいいけど」
(‥そっか、あれがもし連合とかだったら、ウチと同じくらいの人数になる。
それを警戒したのか)



